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月刊秘伝 12月号

最近、普段買わないような分野の雑誌を買ってみる遊びをしている。 ほとんど知らない分野なので意外な発見があったり、自分の得意な分野とのちょっとした共通点が見つけられたりしておもしろい。最近読んだのが「月刊秘伝」という雑誌。この雑誌では武道全般を扱っていて、その中でも"秘伝"とされている技について教えてくれる。12月号は"居合・抜刀"特集ということで、居合斬りについて色んな角度から特集されていた。

秘伝公式サイトより。特集されていた居合の演武が見れる

特に剣道をやっていたわけではないので、体捌きの説明とかは見てもよくわからなかったけど、居合斬りで剣を早くするためのアプローチの話がおもしろかった。剣を早くするためのアプローチは大きく分けると2つになって、1つは剣の動き自体を速く動かすこと、もう1つは剣の体感の速度を上げること、らしい。この話を読んで、スマホアプリの高速化の話と似てるなと思った。アプリで例えると、剣の動きを速くするのはAPIのレスポンスを速くすること、剣の体感の速度を上げるのはアプリのローディング中にアニメーションを見せることに似てる。まあ、似てるなと思っただけで仕事に活かせるような教訓はない…

居合だけでもいろんな流派の師範が出てくる。1つ2つとかではなくて10以上の流派が出てて、居合だけでこんなにあるのかと驚いた。 解説している師範のプロフィールの欄をよく読むと、1人で複数の流派を継承している人が複数いた。 中には第十何代〇〇流師範、第三十何代〇〇流継承者、みたいな肩書を一人で4つくらい兼務してる人もいる。 継承できるような人が減っているから自然とこうなるんだろうけど、これだけ兼ねると説得力に欠ける気がする。北斗神拳と南斗聖拳を両方継承している使い手はいない。

あと、新陰流という居合の流派が紹介されてた。三輪ちゃんの元ネタかな。